120円だけご負担ください

大回り乗車とは、全国に路線網がある鉄道会社で行われている特殊な運賃体系のことです。出発駅から目的駅までの乗車について、最短距離を通らなくても最短距離分の運賃で乗せてあげますよという非常にありがたい制度です。もともとは都市部の混雑回避のために設けられた制度ではありますが、これをフルに活用することで日帰りの電車旅が可能になります。特に移動に楽しみを見出している方におすすめです。 大回り乗車が認められている区間は意外と広く、関西では三重県以外の2府4県の大部分が対象エリアになります。同じ駅を二度通過してはならないというルールがあることから、兵庫県内については他府県に行くことができません。(必ず尼崎駅を2回通ることになる)

丸一日かければこんなに…

対象エリアを出ず、同じ駅を2回通過しないという大原則を守れば、最後に出発駅の隣の駅に到着することで初乗り運賃のみになります。ちょっとくらい払うわい!という人は旅の自由度が格段に向上しますが、ここでは初乗り運賃にこだわるパターンについて述べます。 例えば天王寺駅を出発した場合、大阪府、和歌山県、奈良県までも初乗り運賃で乗り回すことが可能になります。その中には県境がいくつかあり、車窓の風景も旅情がたっぷりです。ホームを出られないという究極の問題がありますが、食事も改札内で済ませることができますので、旅としては楽しめるものでしょう。もちろん車窓の風景の中に興味深いものを発見したら、一思いに降りて残りの運賃を払うのもアリです。お金が無くても、意外と楽しめるものですよ。